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ダイポールモード現象とは一体なに?どれだけの災害を招くのか?研究進む(12月24日) |
正式にはインド洋ダイポールモード現象というようだ。発見んされたのは1999年。気象に大きな影響を与えているとされているエルニーニョ現象と同じような現象がインドネシアからアフリカまでの間で起こり旱魃、台風(地域的にはサイクロン)豪雨、猛暑などを起こす原因となる現象だ。研究が進みようやく予測ができその上的中しているという状況のようだ。当初はインドネシアのジャワ島あたりでの海水温が下がり逆にインド洋からケニア沖にかけての海洋の温度が逆に上昇することにより赤道上の東風が強まり一気に気象が大幅に変化するという流れの中で起こる気象現象だ。通常は5月から6月に発生し秋頃に強まり10月に最盛期を向かえ12月には終了するということのようだ。観測体制はエルニーニョが速報性を持つに至っているのに対し残念ながらこちらは観測体制はまだまだ。機材も対して投入されてもいないようだ。日本への影響は現在は西日本から沖縄にかけての猛暑とされている。ただしこの間には当然日本の耕作地域があり猛暑や水不足ということが起これば食料自給能力が低く貨幣価値も下落し続けている日本にとっては大問題になるはずなのに相変わらず扱いが小さい。○○○のために日本国民がいるわけではないのだ。(とまあ関係ない話ですが)数年に一度は起こる四国地方旱魃をみるにつれこの研究はとてつもなく重要なように感じる。ポン・ジュースの値段が大きく変動したり日本国内で旱魃が起こり生活に支障が出ることを防止するための研究はもっと情報公開し積極的に行うべきだと思うのだが・・・・。公式ホームページ(英語)
地域別に起こる現象。 |
インドネシアとオーストラリア |
インドネシアとオーストラリア西部では早い時期での旱魃が発生する。2007年においてはオーストラリアにおいて物凄い旱魃が起きている。コアラは生存の危機。それ以上にオーストラリアでは水がなく生活に支障が出ている。当然のことながら山火事が頻発し穀物の生産に支障が出ている。 |
ケニアなど東アフリカ地域 |
ケニアを中心とした東アフリカにおいては大洪水頻発。水があればいいという状況ではなく灌漑や水害に対する備えの全くないこれらの地域では強烈な津波が内陸でも起こるということを意味するため最悪の事態をまねくことになる。 |
インドシナ半島、インド北部、中国南部 |
モンスーン気候が必要以上に強まり大雨をもたらす。通常でもこの時期は雨季にあたり年間降水量の3/4はこの時期に集中している上にこの大雨が重なるため大規模な洪水をもたらす可能性が高い。政治的な不安定を招く可能性もあり対策が必要だがなにしろ10億人(本当はもっといるに違いない)も住んでいる地域だけにこの雨季が必要以上のものとなると世界的飢餓のきっかけとなりかねないだけに要注意となる。 |
日本、朝鮮半島、中国 |
日本では西日本から沖縄にかけて猛暑をもたらす。過去1994年の猛暑がこの例になるようだ。日本では米不足が起こり輸入米をめぐる争いというとってもわがままなことが起こっている。ちなみに当時の農水省は国民なめまくり飼料用の米をアジア各地で買い付け販売元の飼料不足を招き、貧困層からは食料を奪い、日本国内では輸入米を誰も食べないという馬鹿馬鹿しい結果を招いている。北朝鮮でも旱魃が起こる。また中国でも旱魃が起こる。世界的に最も政治的に危険な地域で起こるため現在の政治情勢では最悪の結果を招く可能性がある。 |
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